IMGP7622小雪に悩まされた今シーズンだったのに、皮肉な事に4月になってからたびたび雪が降っています。志賀高原でも、私の知る限り月山でも八甲田でも鳥海山でも。
春だというのに新雪で真っ白な山を見ると、とても切ないです。

お出かけできないみなさまの慰めになれば・・・、とお届けすることにした「行ったつもりツアー」ですが、そんな自分のためでもあります。私たちが春に行うB.Cツアーの過去数年分の写真を編集しながら、雪山に思いを馳せています。

IMGP7577「行ったつもりツアー」その④は「新田山」です。前回の「放山」のお隣。同じ頚城山塊にあります。

放山の山頂から見ると「えっ、どれ?」と、どこが山頂だかわかりません。奥にそびえる烏帽子山や鉢山などに目が行ってしまい、そのうんと手前にある単なる “ 崖 ” の縁にしか見えない山頂に気が付かないのです。
そんな全く冴えない山ですが、あの崖の裏があんなに楽しい快適斜面だなんて・・・。人は見かけに寄らないと言いますが、山も同じですね。

IMGP7578昨年から休業してしまった焼山温泉からスタートします。
はじめは緩い傾斜の田んぼ地帯。最初の写真です。
右側にカッコいい山々が見えていますが、目指す新田山は写真左端にある杉の木のすぐ右のピークです。

田んぼ地帯が終わっていよいよ新田山本体に取り付きます。



IMGP7581どんどん高度を上げていきます。後ろに見えるのは、烏帽子岳とか鉢山とか。あの稜線の裏が頚城山塊の中でも特に秘境とされる海川渓谷になります。

小学生の頃からおこづかいで「ヤマケイ」や「岳人」を買って読み耽っていた私。高校生になる頃にこの海川渓谷のことを知りました。
断崖絶壁の岩山に囲まれた北アルプス・上高地のような場所。「越後の上高地」と呼ばれる秘境です。いつか行ってみたい・・・と思いつつまだ叶っていません。

IMG_6384余談でした。

新田山の登りです。
ところどころ杉の植林帯もありますが、植林帯でない場所はこんなブナの疎林です。どこでも登っていけます。

ここ滑るのか・・・と思うとわくわくしてきます。





IMGP7585新田山(標高923m)に着きました。
私たちは毎年4月第一週の土曜か日曜に行っていますが、スキーの人には会ったことがありません。代わりにスノーモービルショップのツアーに会います。

初めてモービルの集団に会った時はぎょっとしましたが、山頂でその方たちと美しい景色の話で盛り上がりました。雪山でモービルはちょっとなぁ・・・と思っていましたが、彼らもまた雪山を楽しんでいるのですね。偏見はいけませんでした。

IMGP7587放山から見下ろすと冴えない新田山ですが(何度もスミマセン)、新田山からの眺めは最高です。

ゆっくり景色を楽しんだらいよいよ滑ります。









IMGP7591山頂直下の斜面は少しだけ急。少しだけです。
広いのでどうってことありません。
そして放山よりずっと標高が低いので、4月第一週でいつも完璧なザラメ雪になっています。









IMGP7628滑り降りるにつれ、斜面は広くなっていきます。
この時はザラメ雪がフィルムクラストになり、実に快適でした。









IMGP7636こんなカッコいいショットが撮れました。












IMGP7611遠くに海が見えます。












IMGP7657楽しい時間はあっという間。
里が見下ろせる場所に戻ってきました。あとはジグザクの林道をショートカットして下ります。









IMGP7667田んぼ地帯の緩~い滑りでクールダウンです。

この先の焼山温泉でツアー終了。
このすばらしいお天気で大汗かきました。
焼山温泉で汗を流して行きます。

・・・休業してしまって残念。すごくいい温泉だったのに。