IMGP0557DDカウンター志賀高原の定宿・石の湯ロッジ内にあるダイアモンドダストのカウンターです。実は宿の夏の玄関のたたきスペース。冬はスキールームから出入りするため使わない場所です。そこに冬になるとこのスクールカウンターが出現し、雪解けと共になくなります。
このカウンターで受付業務やよろず相談などを行っています。夜遅くには立ち飲みバーにもなります。
そのカウンターの端っこに、私が初めて履いたテレマークブーツを飾っています。アゾロの「エクストリーム」。今となってはトレッキングシューズかと思うような革靴&紐靴です。

IMGP0562懐かしのブーツ
このブーツでテレマークを始め、レースにも出て、初バックカントリーツアーでは5月の北アルプス・剣岳にも行きました。
室堂から雷鳥沢を登り別山乗越から剣沢で1泊目。テント泊です。2日目はそのまま剣沢を二股(近藤岩)まで滑り、池の平小屋から小黒部谷に滑り込み、大窓雪渓を登り返して大窓。3日目は大窓から白萩川を馬場島まで滑ってツアー終了。これが私の初バックカントリーツアー。このブーツで行きました。
滑り・・・と書きましたが、実はターンなんてほとんどできず。春の新雪に苦しめられ、大窓雪渓の急斜面登行に半泣きになり、朝一番の大窓から白萩川の下りは氷の斜面をアイゼン&ピッケル使ってロープで確保しながらで命がけで下降し、抜け殻のようになって馬場島に辿りついたのでした。
そんな苦難を共にした想い出深いブーツ。こともあろうにスタッフ・山田はこのブーツをハンマー代わりにして、展示物をピン止めしたりします。あぁっ! なんてことを!
私: 「この私の・・・このブーツを一体なんだと・・」
山:「第二の人生だよ、使いやすいよ」

・・・誰か何とか言ってやってください。